2013年08月03日
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感想・映画「パリ猫ディノの夜」

Written By: トーノZERO連絡先

「木曜日に見てきた」

「なんで?」

「8月1日は新ピカが1000円だったから」

「じゃなくて、風立ちぬでもショートピースでもポケモンでもないこれを見た理由は何?」

「フランスアニメは珍しかったから」

「それだけ?」

「ポスターの絵のタッチが凄く日本のアニメっぽく無かったから」

「それだけ?」

「それだけ」

見たけど…… §

「劇場はどうだった?」

「最終的に席は埋まってたみたいだけど、事前の予約は伸びてないし、スクリーンも小さかった。あまり注目度は無いみたいだ」

「見た感想は?」

「時々綺麗な絵はあったよ。音楽も良かった」

「もっとざっくばらんに」

「我が儘だなあもう」

「たとえば、シナリオはどう? 動きはどう?」

「シナリオは通俗的で、意外性もひねりも無い。屈折も無い」

「動きは?」

「人間が、関節が無いうにょうにょした動きをする時があるけど、あれは狙ってやってるのかな。それとも、アニメーターかそうとしか描けないのかな。良く分からない。泥棒の特殊技能性を表現したいのかね。でも、どっちにしても、あまり上手い表現では無いと思った」

「猫は?」

「あまり印象に残らない」

「結局、どこに引っかかったの?」

「この映画は、悪党と泥棒と警察が出てくるのだが、泥棒は悪党の属性を持った正義側の人間なのだ。しかし、なぜそのように屈折した分かりにくいキャラクターになっているのか、そこが分かりにくい」

「それって、ルパンIII世と同じじゃん」

「そう同じ。でも、ルパンIII世は基本的に悪党側の人間であり、けして刑事と結婚したりはしない」

「分かった。君が言いたいのは、話が通俗的すぎるだけでなく、キャラクターに無理があるから、けっこう厳しいってことだね」

「まあ、世の中には通俗的な話が好きな人もいるから、これが良いっていう人も多いだろう」

「それが結論?」

「そうだな。結論は以下のように集約していいだろう」

  • おいらの趣味じゃない (だから感想は無いよ)

「無いと言う割に語ったな」

「意味の無い冗長な言葉だ」